黒酢に関する研究は、まだまだ続いています。最近では、「黒酢がヒトのがん細胞の繁殖を抑える効果がある」と発表され、大きな話題となりました。
これは、タマノイ酢株式会社が、京都大学と金沢医科大学の教授グループの協力によって、行った研究です。
「黒酢のヒトがん細胞に対する増殖抑制効果」と 「黒酢の動物に対する大腸がん予防効果」と題して、日本癌学会総会で発表されました。
以下のような実験結果が発表されています。
◆「黒酢が、がん細胞の増殖を抑制する」(人間のがん細胞を使った実験です)
ヒトの大腸がん細胞・乳がん細胞・肺がん細胞・膀胱がん細胞・前立腺がん細胞を、大腸がん細胞で120時間、その他のがん細胞で96時間培養して、細胞の増殖を調べると、
⇒黒酢を添加しない場合の増殖を100%とすると、培養液中の黒酢エキス濃度が0.1%のとき、全てのがん細胞の増殖率は10%以下に抑制された。
◆「大腸がん前駆病変の発生を黒酢が抑えた」 (動物の個体を使った実験です)
ラット(各群8匹)に発がん物質を投与して、4週間後に、大腸がん前駆病変(将来、大腸がんとなる可能性の高い細胞群)の発生数を調べると、
⇒飲用水として水を与えていたラットの、大腸がん前駆病変の平均発生数を100%とすると、0.2%黒酢エキスを飲ませていたラットでは、大腸がん前駆病変の発生率が33%まで抑制された。
さらに!!もっと具体的な発表も行われました。
◇玄米由来の黒酢エキスががん細胞の増殖を抑えるメカニズムを解明。
ヒトの大腸がん細胞を黒酢エキスを添加した培養液で培養すると、黒酢エキスを添加しない場合に比べて、がん細胞の増殖が抑えられる。そのメカニズムのひとつとして黒酢エキスにがん細胞を自殺に追い込む働きがあることを明らかにした。
◇玄米由来の黒酢エキスが潰瘍・大腸炎の症状を改善。大腸癌の原因ともなる潰瘍や大腸炎を修復する。
マウスに薬物を1週間投与して大腸に潰瘍を作らせた後、黒酢エキスを1週間飲ませた。黒酢エキスの代わりに水を与えていたマウスでは潰瘍の数が平均で1匹当り3.5個だったのに対して、黒酢エキス0.2%を与えていたマウスでは潰瘍の数が約3分の1の1.3個に改善された。
以上の研究発表は、「ヒトの細胞による実験」と「動物による実験」の両方についてがん予防の効果が実証されたことから、実際の人体に対する効果も十分期待できるのではないかという画期的な内容です。
この研究グループは、今後はがんの発症が食生活と深く関係していることを踏まえて、日常生活の中でどのように酢を摂るのが有効なのかなど、さらに具体的ながん予防の研究をすすめていく予定だそうです。
今後の進展が、ますます気になりますよね。